コミックマーケット88(15/8/14〜16)


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1日目(14日)
1日目は一般参加。配置ジャンルは『艦これ』『刀剣』『東方』がメインに、タイトル単体で参加サークルが多いジャンル。3日間で一番男女比の均衡が取れているかもしれない。
今日の自分の目当は、『艦これ』の一般本やRPGゲームジャンルといったあたり。数もそんなに多くは無いし、難易度もそれ程では無いと思うのだが、のんびり行ってもOKかというと微妙なところ。
そうなると出発時間に悩むのだが‥‥夏コミとなると、本を買えるかどうか以前に悩ましいのが入場までの待ち時間。さすがにもう、猛暑の中で3時間も並びたくないし。まぁ、幸い天気予報は曇りで、日差しは無さそうだけど。

果たして、国際展示場駅には8時半頃に到着。結局ハンパな時間である。
国際展示場駅まで辿り着いて、個人的にさらに面倒だなぁと思っているのが、東駐車場までの移動。
信号を渡るためにくらう足止めがかったるくて。さらに時間が遅くなるとテラスも止められるので、余計どん詰まりになる。それを回避するには、多少早めに来ておいた方が良い。
そこは狙い通りに行って、まぁまぁスムーズに移動して東駐車場へ。8時45分頃。
並んだ列は既に海側の駐車場。列は6の2。この時間ならいつもこんなものですね。
天気は予報通りの曇り空。当然蒸し暑さはあるが、吹いてくる風が心地よいくらい涼しい。やっぱり大敵なのは日差しで、それに当たる事。この曇り空のままで終わるなら、実に理想的なコンディションである。

たまに雲の切れ間から日が出てくる事はあったが、そんな調子の空模様の下、ウトウトと、というか殆ど熟睡していたらいつの間にか10時を回っていて、周りの拍手で目が覚める。どうせ今並んでいる辺りは、10時くらいじゃビクともしないからね。
その10時をまわったあたりから、日が差してくる機会が増えてきた。やっぱり日が照ると暑い。早く雲に隠れてくれるのを祈るしかない。
10時35分を過ぎた所で、列移動準備の案内がくる。それから5分も経たないで移動開始。10時50分には館内に到達。

さて、今日の行動指針だが‥‥実は定まっていない。
特に気合いを入れて並ばなきゃならない所もないからなぁという一方、それならどこか一つくらいはガッツリ並んでもいいかなとも考える。快晴で照り焼きになるの待ったなしとか雨が降っているからとか、外に並びたく無い理由があればともかく、こんなコンディションならね。
チェックリストを確認して‥‥まぁ、この中ならこつえーか、と初動は「PassingRim」に決定。東2から入ってそのまま外へ。最後尾に着けたのは10時55分頃。
ところが、そうして一時館内を移動していた間に外は一気に雲が晴れたようで、めちゃめちゃ太陽が出てるじゃん。かといって列を離脱するのも勿体ないのでそのまま並ぶけど。結局照り焼きになるのか‥‥。
ここまでの曇り空が幸いしてか、空気まで暑いというわけではないので別に過ごし辛くはないのだが、そのためにたまに差してくる日差しがなかなかダメージを与えてくるのか、列に並んでる最中に倒れる人もいて、一斉にスタッフを呼ぶ声が上がったりもした。
それと、「PassingRim」に限ってはとにかく牛歩だったのが辛かったかな。あの時間に並んで、まさか購入できるのが13時になるとは。ある程度時間がかかるのは解って並んではいたが、久しぶりにこんなに待ったなぁ。
お陰で、やっと一冊本を買った時点で既に手遅れ感がwww。案の定「うずまきひよこ」などは新刊終了。
壁だ島巡りだなどと言っていられる状況では無いので、とにかく優先度高でチェックを入れているサークルさんを、近い所からピンポイントに当たっていく。「恥骨マニア」「TACO」「かえでの丘」。後、ちょっと通路に余裕がある島を巡った程度。

それだけでもう14時近く。西館にRPGジャンルを抑えに行かなきゃダメじゃん!という事で、東1から外に出て西館へ。本当にここの連絡路は助かる。回が進む度に利用者も増えてきている感じもあるが、蒸し風呂な館内を通っていくなんて、もう考えられない。
西館のRPGジャンル地帯では、さすがに『ファルコム』ジャンルで本が買えないという事は無いのだが、ちょっと足を伸ばして久しぶりに『アトリエ』本を出す「突撃ウルフ」は既に完売。ですよねー。
一応、それから東館に戻って少し島巡りをしてみたのだが、完売もチラホラ増えているし、なんか昼飯を食べる元気も無かったので、それで撤収。とは言え時間は15時目前だった。
ターゲットが曖昧なままで行動するとこのザマ‥‥という典型ですね。ちゃんと事前に行動指針は決めておかねばならないというのを、今更改めて思い知ったのでした。

2日目(15日)
2日目はアニメマンガジャンル主体で、女性比率が高い見込み。そして何より、天気予報によれば暑さが厳しそう(3日目はサークル参加で関係ないし)なので、今日はとにかく遅めに出発の予定。
入場で並びたくは無いので、そうなると11時半間近に現地に辿り着けばいいだろう。1日目も入場規制が解かれたのは11時半だった。
起きて窓を開けてみると薄曇りで、予報ほどそんなに暑くはなさそうだなと思ったが、家を出る10時を過ぎたあたりになると、一気に晴れ間が広がっていて十分暑そうな気配。

11時30分に国際展示場駅に到着。予定通り入場規制も無く、そのまま正門から入場。今日は見て回る予定が東館しか無いので、まっすぐ東館へ。
チェックを入れているサークルさんも、見て回りたいジャンルもあまり無いのでサクサクと買い物が済んでしまう。今日は体力的余裕もあるが、企業を見に行く理由も無いので、ロイヤルキャフェテリアで昼食を取って、あっさりと撤収。13時くらい。
驚く程書くことが無い。それはそれで良い事です。

3日目(16日)
3日目はサークルスペースをいただけたのでサークル参加。ここ2年、1回おきに当選と落選を繰り返しているので、スパンがあいちゃってヤバイヤバイ。特に準備などで。定期的に活動しないと色々忘れちゃうよなぁ。
夏コミでまず真っ先に気になってしまう天候は、昨日よりやや弱まるものの暑そうな気配ではあったが、朝の時点ではそこまででも無さそう?酷い時は早朝から終わってる感があるし。まぁ、開会までの時間に平野だってコロコロ天気は変わるものだ。

毎度のごとく、手伝いのYと大崎で合流してビッグサイトへ。時間もいつもの通り、8時頃にに国際展示場駅に降り立って、自スペに辿り着いたのは8時15分頃。特に変わった事もなく設営して、朝食をとって、お隣のサークルさんに挨拶をして、開場までの時間を待つ。
いつもなら開場前の行列に並ぶのだが、今回の初動は島中にするのでシャッターが閉められる時間までに動けばいい。大通りの列形成からもちょっと離れているので、慌ただしくもなんだか静かな朝である。
ガレリア側入り口が閉鎖され、トラックヤード側シャッターが開く9時半直前に東1ホールへ移動。今回の初動である「雪墨庵」へ。しかし、初動を完全に島中って難しい。シャッター前や壁、島でも偽壁や誕生日席など、列を形成する事が暗黙になっているスペースと違い、言うまでも無いが通路をふさぐ訳にはいかないので直前までひたすら散らされる。これが散らせないほどの集団になっていたら、外のどこかに飛ばされるのだろうが。
幸いにもそんな行列を作る程では無かったが、何人か同じ目当てだろうなぁという回遊している人たちが見受けられた。
せっかくなので、「雪墨庵」を軸に周辺のいくつかチェックを入れていたサークルさんの様子を探ると、なんか「EXCLAMATION」は楽勝っぽい?楽勝だったり完売してたり、これもうよくわかんねぇな。「たぎり穴」「ボルボる」はコピー本を製本中。これは多分開会時間に間に合いませんね。

10:00。開場。
なんだかんだで9時50分頃には列のような物が形成されていたので、その場で開場時間を迎える。ささっと買い物も完了。
待ち時間が無い所を真っ先に抑える!と思ったが、やはり「たぎり穴」「ボルボる」は製本が終わらなかったのでパス。「ななめの」で購入して、東456へ移動。ここの所の優先度上位である「きなこの山」へ。
前回は最後尾の場所に悩まされたが、今回は東5シャッター前配置なので迷う要素は無い。この時間に外で行列になると悩まされるのは日差しや暑さであるが、どうやら今日は雲が多めで、日差しもたまに雲の切れ間から出る程度なので、想定よりよっぽど快適である。
それにしても、案外トラックヤードの行列が少ない印象。この時間ならトラックヤードは、どこが終点か解らない行列まみれになっているイメージだったのだが、「きなこ」の外側に列が無いのか。バラけているのか駐車場側にでも集中しているのか、まぁ行動しやすそうなのは良い事だ。

「きなこの山」を購入した後は、基本的に館内を抑える事にする。ただ、見事に館内の端から端まで目的のサークルさんが散らばっているので、結局片側からローラー作戦になる。今回は東4側から行くか。
その前に「琴乃社」に行ってみると、普通に新刊が買えた。今回って委託販売なしって話だったのに買えるもんなんだな。よく解らん。
外周沿いに東4へ移動。「堕天使の坑」「あじのひらき」「兎に角牛」と壁サークルさんもサクサク購入。島中に入って『ラブライブ』地帯→『アイマス』地帯→自ジャンルを飛ばして(苦笑)ファルコム地帯とスムーズに買い物ができていたのだが、ノ列からナ列辺りまでが大混雑。予測は付く話だが、絶対にこの辺は肉壁になるよネ!『スカポン堂』を経由して外周からまわり混んで壁を交わす。とは言え、この辺の島中にも結構チェックを入れているサークルさんがいるんだが、どうしたものか。まぁ、しばらく経ったら多少混雑は緩和するだろうし、買えなきゃそれまでの話よ。
大通りをまたいで「はっちゃけ荘」でPONPONさんに挨拶。その後、東6は「MARUARAI」「ウルトラシッカチーフ」「ドリヤス工場」などを抑える。「MTSP」はパスだな。外、暑そうだし(エー

次は東123へ。尚、既に西館はパスする決断を下す。予定買い物時間まで余裕が無いので。
ちなみに11時40分の時点で入場規制は解除されていました。12時前にとは早いな。今日の来場者はそんなに居ないんだろうか?どうみても館内は凄い混雑だが。
東123は再び東1へ入り、そこからローラー作戦を展開する。というか、チェックを入れている大半が東1に配置されているので。初動を考えると先に東1を全て抑えるってのもありだと思ったんだけどね。「きなこ」がどうも読めないのでしゃーない。
ただ、「EXCLAMATION」は今朝の様子通り列もなく購入完了。外に出てみると、まだ「行脚堂」の『閃の軌跡』本が残っていて、列もそれ程でも無いので並んでみると、その隣に配置されていた「偽住所不定」が行列なしで残り僅かだというので、一度「行脚堂」を離脱して「偽住所不定」でラスト数冊のうちの1冊を購入。再び「行脚堂」に並び直して『閃の軌跡』本もコピー誌共々購入。やったぜ。
しかし、この時点でいつも予定にしているリミットの12時半間際。東123側はここまでかな。東2、3はそこまで必須のマークも無いし。
コスROM地帯で取り置きをお願いしていた「EMA-MODE」に寄って引きとったり、「SUPERピアイタイム!」を抑えたっりして、この時点の買い物は終了。
冬コミで待ちに待った『東京ミュウミュウ』作監本が出ていたらしい「TEAMいもずか」も見に行ったが、新刊以外影も形も無くて残念無念。マジかよ。冬コミだけで消滅するような題材じゃないはずなのに。元々数が少なかったのかなぁ。
ともかく、これにて予定の時間無いの買い物は終了。自スペに帰還。

後はいつもの通りYと交代して売り子。特に特筆する事もなく‥‥良くも悪くも想定通りの売れ行きというのは、今後に向けての課題であり反省だなと思います。
例によって14時を回ったあたりに〆の買い物に出たけど、今回はフィジカル的な体力が無かったので、碌に見て回れないままさっさと退散。目の前の『べびプリ』島で買い物をしたくらいでした。後は大人しく閉会時間まで過ごすだけ。
特に特筆すべき事もなく、時間は流れて閉会。みなさんお疲れ様でした。


総括
気温や天候が極端にならなければどうにでもなる、という事であれば、むしろその気温や天候が極端に振れやすい夏コミなんですが、今回はピンポイントにはあったかもしれないけど、概ね過ごしやすい環境で済んでくれた様に思います。
それも影響してか、今回も来場者は夏最多タイの55万人だったか。でも、3日目の外とか、以前のようなトンデモ大行列が形成され、いつまでたっても無くならない、みたいな事は無くなったように思います。混雑する場所は分散しているって事なんですかね。

そんな来場者数を維持する中で気になったのが外国人の迷子のアナウンス。特に3日目は中国と香港の人の迷子アナウンスが流れて、結局一人は見つかったっていうアナウンスが無いまま終わっちゃったし。
迷子の対応をどうするかってのもありますが、参加者のインターナショナル化が進んでいる象徴みたいなものかなぁと思います。今になってという訳でもなく、結構昔から、それこそ自分のサークルにだって外国人の人がやってきたりもしたし。
「外圧」によりコミケの存続が危ぶまれるなんて声が上がった事もあったけど、今となっては、コミケが存続していくために「外圧」を利用するっていうのも、また一つの流れではないかと思います。外国人参加者への対応も、運営まかせにするだけでなく、参加者の立場からも考えなきゃいけないよなぁ、なんて事を思いました。