コミックマーケット83(12/12/29〜31)


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1日目(29日)
1日目は一般参加。ジャンル配置的にはコミック系やアニメ(その他)が主体なので、例によってここ最近と変わらずのんびり出発を――というつもりだったが、はたと考える。
今日の主な目的は東館。しかし一般でのんびり行くと正門からの入場になるので、仮に入場列が捌けきっていたとしても、東館にたどり着くまでに結構時間がかかる――結局、初動で東館になるなら東駐車場からの入場が手っ取り早い。
なお、この時点では事前アナウンスされていた手荷物確認の事はすっかり失念していたw

果たして、ここ最近では3日目を除きちょっと早めの9時頃に国際展示場駅に到着。ここにたどり着くまでの電車のアナウンスによれば、よりにもよってゆりかめもが国際展示場正門駅で車両故障を起こしているとかで、悲惨だなぁと。その影響も懸念したが、新橋まで行っている人たちは京葉線に流れるだろうから、りんかい線は余裕だったか。
しかし考えてみると、自分はよっぽど朝早く来場するか逆によっぽどのんびり到着するかの2パターンでしか来たことが無いので、駐車場の締め切りタイミングをよく理解していなかった。列圧縮が8時半として、9時あたりで駐車場入場を締め切るという事は無いと思うが‥‥そういう意味での来場時間でもある。可能ならもうちょっと遅く来たかったくらいなんだけどねぇ。もう30分くらい‥‥でも、9時半になると結構怪しい‥‥
ともかく、そこは狙い通り、9時の時点では締め切っているわけでもなく、誘導のまま9時20分頃に東駐車場へ。既に入場列は列圧縮どころか移動を開始しており、先頭は入り口付近に待機している状況。通常の列は海に向かって岸壁と直角に形成されるが、入場時間が差し迫った段階の列は、ビッグサイト敷地のフェンス沿いに作成される。そしてその列がMAXになると、さらにもう一本の列が、今度は海側に作成されていた。ここまでが駐車場へ誘導される限度だろうか。少し遅らせたとして、10分程度ですかねぇ。まぁいいや。
さて、入場列は既に圧縮済みで既に移動も開始しているので、何分待たされるかは解らないが立ちっぱなしだと考えていたのだが、このタイミングでもその場でしゃがまされるとは。特にそういう用意はしていなかったし、今日に限っては昨晩までの雨で足下がぬれているというのが厳しいw。これは次回以降への課題だな。
まもなく、9時半になった所で目の前の先頭列が館内に入場を開始する。ああ、館内シャッターを閉めるタイミングで一般列を入れていたんだね。先頭列はガレリアで会場時間を待つ事になるのか。一般の先頭が入ってくるタイミング、見たことないからなぁ(苦笑

会場時間はその場で迎えたが、自分の位置から館内へ入ったのは10時半。まぁ、予定通り。

初動は東5。『織田信奈の野望』の線画集出してるなんて知らなかったんじゃー!と「クインテッド」‥‥の前に『DOGDAYS』の線画集が出てそうな「キクカケコ」に寄ったけど、案の定終了。スタッフ打ち上げ本や、メインキャラデザの本が人気が上がるのは解るが、アニメーターさんの線画集とかも人気高騰してるよなぁ。と人ごとの様に言ってるが、自分も欲しいです。
「クインテッド」は委託もあるみたいだしシャッター前配置ならそれなりに数も用意しているだろうから余裕、と考えていたが、実際待ち時間もまったく無く余裕で購入。
後は「恥骨マニア」「大チャンヂャ」といったいつもの所を指名買いして東123へ移動。
東123ではラノベ地帯へ。事前に情報が見つからなかったような『SAO』本があるかと考えていたが、それほど差分も無いか。他、『マリみて』地帯などもサラッと流して東館を離脱。

12時前までには西館へ。今日あたりは、特に東→西の移動で混雑する事もなし。
「ささ茶屋」に「翡翠亭」の一部委託があるという事でちょっと見に行ったが、委託分については既に跡形もなし、か。
他、FC系のスペースを見て回る。「volunteers」が新刊なしだったが、それに限らず、今日の分でチェックを入れていたサークルさんに、新刊落ちとか新刊なしとかそもそも不在が結構居て、ちょっと残念。まだ、完売している方がマシなんだよ!
果たして、12時10分頃には買い物は完了したのでした。

その後、企業スペの様子を見に行ったものの買い物は断念して撤収する事にしたのだが、時間は12時45分頃、また正門の入場列が捌けきっておらず、そういえば入場フリーになったアナウンスも無かったなぁと思い出す。
なんで1日目で入場制限が解除されてないんだ?と通り過ぎようとすると「手荷物確認にご協力ください」というスタッフさんのアナウンスを耳にする。
ああ、そういう言えばそんな話あったなぁ‥‥
そして今朝、手荷物確認をしなかった事を思い出したのだった。
圧縮前とかの待機列ではやったのだろうが、入場間際の列とか確かに余裕ないだろうし‥‥けど、それはそれでいいのか?
そもそも、今日はたまたま早く来たけど、明日のんびり来たらこの手荷物確認列に巻き込まれるのか?
これは明日の来場時間とか考えなければならんなー、と思いつつ帰途についたのでした。

2日目(30日)
コミケ2日目も一般参加。今日の主ジャンルはジャンプ系や東方projectになるので、これが結構なかなかの人出が――と本来ならなるところだが、今回は残念なことに、1000サークルほどのスペースを確保している『黒子のバスケ』ジャンルが、脅迫事件のために参加自粛となったわけでねぇ‥‥。
しかも朝から思いっきり雨‥‥。早く行きたくないけど、昨日の手荷物確認の入場を見ると‥‥なんか色々出発するのが萎える。

果たして、国際展示場駅に到着したのは10時40分頃。結局いつも通りな時間である。
手荷物確認は仕方ないよね、と覚悟は決めていたのだが、特に確認をする事もなくサクサク入場。というか既に入場フリー?という様子。待機列の確認だけにした、とか?ある意味、今日が一番警戒しなきゃならない日なんじゃないかと思うが。
今日の目的は西館だけで片付いてしまうが――昨日買い物を断念した企業スペの事を考えると、外に並ばされる可能性があるのは企業スペ。本を買った後にこの天気の中外に並ばされたら、荷物が悲惨!という事で、珍しく企業スペからスタートする事にしました。逆に、こんな天気なら空いてるんじゃないのかねぇ?


――そんな事は無かった。
だいたいおかしいよなぁ!なんでファルコムで外に並ばされる程行列になってるんだってのなぁ!しかも俺が買おうとしてる物、後で通販で買えるの確定なんだよなぁ!なんでこんな天気の中並んでるんだろ‥‥1時間オーバーで並ばされるのなんて、今回ここだけじゃないのかなぁ。
周辺を見ていると、結構みんな、特に防水対策もせず購入した紙袋を向きだしのまま雨の中を歩いている。なんだかんだで、純粋に中身が欲しい人が多いんだなぁと思ったり。

企業スペを脱出して西館へ。いつもは西館エントランスがそう混んでいる事は無いのだが、なにこの混雑っぷり。エスカレーターの上から床が見えない。
どうやら、コスプレ広場として屋外が使えないので、西エントランスにスペースを作ったようだ。それもまたしょうがない事か。
今日の目的はRPGジャンル。「Jam・Session」「なみなみ爆弾」といったいつもの所を回ったあとは、「ファルコム」ジャンル「アトリエ」ジャンル地帯を見て回る。その前に『ネプテューヌ』合同本が買えるかと思っていたが、まさかの完売。なぜだ!?

買い物が終わって13時前。ちょっと小腹が空いたので、良い香りを漂わせていたクレープを食べてから西館を離脱。
東西の連絡については毎回気になってはいるが、今回は西館出口から出た所で、帰る組、東館へ向かう組、企業スペ方面へ向かう組の分離がうまくできてないと感じた。もっとも、今日に限っては天候の影響もあったかもしれない。

何にせよ、東1ホールは見届けておかなければなるまいと東館へ。
時間帯なせいか、元々のスペースを取れていたサークルさんが休憩スペースにしているのか、イメージしていたよりも何かしら人は居た。
机の上に本を置いているサークルさんもチラホラ居て、ちょっと見てみるとジャンルとは無い既刊を置いていた。
でも、可哀想だなやっぱり。

13:20頃撤収。結局手荷物確認はどうなったのだろう。

3日目(31日)
3日目は、1年ぶりにスペースをいただけましたのでサークル参加。
いつも通り、売り子を手伝ってもらうYと大崎で合流して有明へ。国際展示場駅に到着するのは8時直前のあたりになるが、この時間帯だと3日目は比較的一般来場のピークは過ぎているくらいだと思うので、駅からビッグサイトまでの移動はスムーズ。正門から入場して、今回配置の東館へ。
ガレリア内、1Fへ降りるエスカレーターから見える東1ホールを見ると、既に開場前の列がホールを縦断しそう。8時の時点でそんなもの。

自スペースに着いて、届いていた新刊の確認をしつつスペースの準備を済ませ、スタッフさんに見本の提出やお隣さんの挨拶を済ませ、一息ついて朝食。サークル参加して気づいたのは、この準備時間帯での『黒子のバスケ』に関するアナウンスの連発。3日目はある意味マークはされていないだろうが、微々たるにしても男性向けで『黒子』本、無いわけでも無いからかね。
だいたい9時。スペースをYに任せて買い物へ。
今回の初動は結構悩ましかった。「Rengaworks」が割と近くの島中に配置されているが、しかし「きなこの山」は東1配置。どうしたものか。「Rengaworks」の状況が全く読めないからなぁ。ここ最近の傾向からみれば案外後から行っても買えそうなのだが、今回ちょっと様子を見に行ってみると、多分新刊の包みが‥‥うーむ‥‥少ないような‥‥。
そもそも、私的定番な巡回先が東456の方が多いんだよねぇ。順路的には東456→東321で回るべきだろうが、「きのこの山」は捨てがたいので東1→東456→東321の順で回るのがベターか‥‥あ、例によって西は始まる前からパス。
結論、東1「きのこの山」を初動。その後東5から入って「Rengaworks」を見て後は東456→東321。
と言うわけで、8時頃の時点で既に館内を縦断していた東1ホールの開場前列に並んだが、既に列は2回折れて東1の外周側に到達していた。ここまで伸びているのは凄いな。なんでだろう?と調べてみれば、東1のシャッター前には「斬鬼楼」や「apricot+」、「Passinng rim」あたりが配置されているからか?他にも、自分が知らないだけで人気が高騰しているサークルさんが居るのかもしれない。
もう一つ、開場前列に並んでいて初めての事に、そばにスタッフさん(?)が並んでいるのを見かけた。スタッフさんも本欲しいのは当然だろうし、スタッフだからといってホイホイと本が手に入るわけでもないし、買い出し当番みたいなのがあるのだろう。でも、俺が慣れていないだけかもしれないが、人目というものがあるだろうし腕章とかスタッフ装備を外して並ぶわけにはいかないのかな。それは許されて良い事じゃないだろうか。じゃないと、開場前列が暗黙でもなく正当化されちゃうと思うんだけど。

9:40頃に外へ。A29〜A30のあたりは、大人気だろうがある意味並ぶにはシンプルだろうからさして混乱はないのだろうが、側面は――特に今回はA3〜6の辺りがカオス。特にA3のabの列の作り方で、内か外かで混乱していた。まぁ、一般的には3aは中になると思うが、結構外に来ちゃって慌てて戻る人が多数。
一方、自分の並んだA4ab「きなこの山」も大概カオス。先頭の方は整然としているのかもしれないが、後ろに伸びる程カオスになって、3列形成のはずが5列以上になっている状態。列整理も諦められて「前のスペースが空いたら3列になって」とご無体な指示が飛ぶ。

そんな状態で10時、会場。
「きなこの山」、列がカオスなまま開場から10分程微動だにせず。うーん、これはやってしまいましたねぇ(苦笑
限数しばりがゆるめだし、タペストリーあるし、既刊もあるからこうなるのは解っているんだが。いや、だからこそ初動に来たと言える。
なんだかんだで牛歩で進みながら列は整理されていく。だいたい、一般入場組も来たら列整理はどうなっているんだろう。ちゃんと後続は3列で形成されているのだろうか。明らかに進みが遅いと、周りで並んでいる人同士でそわそわしてくるもので、「ここまできてタペストリーが無くなったらショックなんですけど」「それなら、前の方からいっせいにため息が聞こえますよw」とかそんな会話もあったり。個人的には、大物グッズ類は買えたら買うくらいのスタンスなので本だけでも十分だが、サークル組でも届かないグッズは辛いわなぁ。結局1時間ほど並んで購入。タペストリーの数は300くらいだったんじゃないかな。

と言うわけで、既に時間をだいぶ使ってしまった状況。チラッと見たら「偽住所不定」が待ち時間なしだったので買って、速やかに東5「Rengaworks」へ移動したが、完売。くっそw!久しぶりだなこの感覚w
以降、予定通り東456の順でローラー作戦。「スカポン堂」「HaruTomo」「塩こんぶプロジェクト」「ぺたぺただん。」以降、『アイマス』『べびプリ』と決め撃ち。
東5の辺りはチェックリストが実はぽっかり空いてしまっているので、東6から飛んで東4へ。「珍譜堂」「じゃらや」「ドリヤス工場」さんなどを決め撃ちで外周へ。今回は結構男性向けもチェックには入れているので、もう指名買い。
「はっちゃけ荘」でPONPONさんに挨拶をして東456分は終了。既に12時なりそうなんですけど、ヤバイ。

予定通りなら東3に移動して3→2→1と巡るつもりだったが、こうなるとちょっと時間がかかりそうな所を先に手を付けた方がいいか‥‥と東1の「フロンティアチャイルド」へ。なんだよ、夏は余裕だったのに今回はめっちゃ並んでるな。でも、在庫は結構ありそうだったので後回し。先に東3まで回ってくる事にする。まぁ、これは判断ミスだったんですけど。
そもそも東123でチェックが入っていたのは東1に集中していたので、数の少ない東3、2とささっと消化してくれば良かったかもしれないが、東1→2→3と島中を巡ってから戻ってくる形になった。「神楽家」「オロリヤ」「ゴロー」「MARUARAI」等々、要チェックどころが案外いたんだよ!結果、戻ってきて「フロンティアチャイルド」に並び直してみると、潤沢にあると思っていた在庫が案外少ないらしく、まもなく「今から並んでも、本セットの方が買えないと思います」という言う。1限でいいからなんとかっ‥‥という願いはむなし、まもなく本セット完売w。グッズセットは在庫ありだったが、まぁ、そっちはいいや。
これで時間にして12時半過ぎ。いつもなら戻っている時間なのにヤベェヤベェと、一時スペースに帰還。

自スペでしばし売り子しつつ、お隣さんなどとお話したりしつつ、買い物のチェックしてみると、決め撃ちのサークルさんばかりでジャンルでまったく見ていねぇ。
なので、いつもなら〆の壁巡り〜と言うところだが、慌ててジャンル単位でチェックし直しである。『べびプリ』とか全然見れてなかったものなぁ。それから壁巡りなどしたので、なんかずっと買い物ばっかしていた‥‥。そんな感じで終了を迎えたのでした。


総括
今回のコミケは、その歴史から見ても異例とも言うべき、「『黒子のバスケ』脅迫事件とそれに伴うサークルの参加自粛」がありました。人気規模的にも、多分今回が最大数とも言える1ホールに相当する約1000サークル程だった事もあり、なおインパクトが大きかったように思います。
正直なところ「コミケは脅迫なんかスルーするっしょ」とたかをくくっていた所はありました。無論、準備会もそのつもりはあったようですが、会場側の要請ではやむなし。各地の各イベントで同様に中止が続いたのもありますが、でもコミケ中止という形に持っていかなかったのは、準備会の努力もありますが、会場側の配慮も十分にあったのかなと。判断は支持したいです。
しかし警備員の増員とかは感じられたけど、手荷物確認の体勢はよく解らなかったなぁ。無論、実施の徹底が困難なのはわかるけど、簡易的なものでもやり方は今後に向けて検討はして欲しいと思いました。この先もなにが有るか解らないしね。今回の事もこれからのコミケ運営のプラスに変えていって欲しいものです。

それはそれとして、総参加者数は延べで震災前の最盛期と同レベル?越え?なんだっけ。
別に来場者が多い事にオドロキはないし、多い事を良しとも悪しとも言わないが、すげーな。