コミックマーケット80(11/8/12〜14)


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1日目(12日)
例によって1日目は一般ゲーム系、マンガ系ジャンルの日であり、男性向け的には主要ジャンルでは無いものの、個人的には結構確保しておきたいサークルさんがチラホラな日。
とは言え、こんな暑い中頑張る事もあるまい、とだいぶゆっくり出発。まぁ、入場列で多少は並ばされるだろうが‥‥

そして国際展示場駅に降り立ったのが10時半頃。

‥‥えーっ、なんかまだスゴイ入場列があるんですけど。こんな時間になってもイーストプロムナードの行列が捌けきってないとか、どういう事?企業スペに向かう人たちって事か?後から調べてみたらその通りな訳で、主に『まどマギ』関連だったんでしょうなー。早速目論見が外れて、げんなりしながら列に並ぶ。開場時間はとっくに過ぎているというのに、まだやぐら橋の前にふっとい列が3、4本も残っているものかよ。
しかし、日差しが暑いには違いないが、海からの風か、意外と風は涼しい。去年の猛暑の中でも思ったが、やはり海沿いの風は都心部に比べて快適で、直射日光にさえ当たらなければどうということはない!‥‥いや、十分服は汗でズブズブですが。
11時頃から列は進み始めたが、のそのそとしか進まず、その間晒される日差しがツレーと思いながらも、11時半までには館内へ。
さて、正門から入ったものの東から西から行くか。行ったり来たりする事を回避しようと思えば東→西‥‥だいたい、いつも西→東は混雑酷すぎるからな。と言うわけで、初動は東。
もっとも、東ではピンポイントで買って終わりのつもりであり、例によって「Jam・Session」を買って、側「魔法探偵社」を見にいったらほぼ待ち時間無しな勢いだったので購入、後は『けいおん』地帯で「gum」「カゲ路」を見て、「さうんどすとっく」に行って終了。

お次は西館へ。連絡ブリッジは、案の定西へ向かうは方面は空いているが、東へ向かう列も今日はまだエスカレーターの辺りでそれ程詰まっている印象は無い。寧ろ、西アトリウムへ降りるエスカレーター口の辺りで渋滞になる。この辺はどうしようもないね。アトリウムに降りてしまえば空いているのだが。
西では「ファルコム」、『アトリエ』シリーズ等のRPG地帯へ。この辺はもう、現地で実際に手にとって見るしかない。「む、このジャンルか!」と手を伸ばして、ふと見ると、男キャラ同士で「×」「R-18」などと書いてあって、そのまま手を引く事も、まぁある。後、今回は参加証と一緒に、都条例についての緊急アピールが付いてきたせいか、自分でも身分証の呈示を求められて焦った。いや、最近中小イベントでもあるけど、同人イベントに身分証とか持っていかないからね、自分基本的に。今回は生年月日を口頭で言う事で承諾していただいたけど(まぁ、突発的に誤魔化そうとしてそう簡単に出てこない数字ではあるか)、個人的にはトホホな話ではあるが、免許証くらいは財布にしのばせて来るのが今後の礼儀かもしれません。
と言うわけで、「come white」「the blue sky」「スネグーロチカ」「おいしい珈琲」「三ツ星駄菓子屋」などで買い物。ジャンル的には、参加サークルの数は増えもせず減りもせず、ってところか。タイトルが出たばかりだと他の成人向けとかにも分散している事はままあるけど。

ここまでで時計を確認すると12時を回ったところ。わー、東→西と買い物してもそんな時間しか経ってねー。
今日はここで帰宅して、コピー本の作業をしなければならないので撤収。

しかし、まさかの国際展示場駅の方が、この時間にしてホーム閉鎖されるくらい混雑していてね‥‥。
この時間帯だと、帰宅する人もいるけど、今から来る人もいる訳で、それで混雑していたのかもしれないですね。

2日目(13日)
例によって、2日目は『東方Project』や同人ソフト系、一般アニメ系が多数派勢力となる配置であるが、個人的にはFC小説系が主目的となる。もちろん、例によって早朝から必死になる必要は無いので、昨日の事も考慮してさらに出発は遅くなる。まぁ、今日はスタートは東に集中するだろうから、西の入場はスムーズだろうし、自分も西メインのつもりだし、問題はなかろう。

国際展示場駅に着いたのは11時。案の定、入場列は無いに等しい。もっとも、駅からスムーズに歩いて行っても10分くらいは経つ事になるが。
まっすぐ西に向かうが、さすがにまだ西アトリウムへ行くのも余裕がある。これからジワジワ増えていくだろう。ならば、とっとと買い物を済ませて離脱するだけだ。
目的は主に西2に配置されているFC小説の『マリみて』『ハルヒ』地帯。と言っても、限られた残弾を温存するために、1日目2日目は消極的になってしまうのが現状なので、ピンポイントに買い物をして終了である。勿体無い。入って直ぐに「恥骨マニア」が配置されていたのだが、これがまぁ、意外と行列になっていまして。そりゃ、2日目だからシャッター前に配置される事もあるがよ‥‥マジで‥‥。という事で、先に「金米糖工房」「RICK RUBIN」を済ませ、それから「恥骨マニア」へ。既にセットが片方終わってるがな。後は「悶N@Sigma」など。もうちょっと開拓心が必要ですな。
しかし、この辺を歩いているだけでも『TIGER&BUNNY』の本がポロポロ出ていて、イケメンなおじさんの本欲しいなーと思うんだが、まぁ、例によって「×」「R-18」に思いとどまるのである。
「覚悟が足りない!」と言われても、いや、うん、しゃーない。

これで西は離脱して東へ。この時間帯になってしまうと、やはり西→東の連絡の酷さはどうしようもなくなっている。
西→東への連絡は、バスターミナルに出て、女子更衣室の前を通ってエントランスに出るわけだが、バスターミナルでの東館行き組帰宅組の分離、更衣室前の合流、連絡ブリッジ前のコスプレ広場行きの分離、と分離と合流を繰り返すのが主な混雑を生む原因に思う。一本、西→東への直通の導線が引ければと思うんだが、やはり人員確保が問題という所か。この辺は毎度毎度アンケートにも書いてるのだが。
ともかくこの辺の蒸し風呂っぷりが‥‥更衣室の前はとても涼しいけど。

さて、西にはあまり見る所は無いのだが、まずは声優地帯へ。いつも買ってる「blind star」が不在かーと探していた所、どう考えても『アニゲラ』本っぽい所を見つけたので。うん、昨日分から書いてる「×」がどーとかは前フリwいや、多分問題ないと思うんだけどw
売り切れていたら残念無念なところ、ありがたい事に既刊含め在庫ありだったので、中身も見ずに「新刊既刊ください」と申し出る。
「あの、中身は確認しなくても大丈夫ですか?」「大丈夫です!楽しみにしてきました(キリッ」
この辺はまぁ、サークルさんの方でもある程度の配慮があるものですから。実際、まるで問題なかったんですけど。

時間的にはお昼も過ぎて、『東方project』地帯も嘗ての「特攻不可能」状態も落ち着き、普通に見て周る余裕があるくらいなので、「玉亭」にて本を買って今日は撤収する事にする。
時間は13時。相変わらず12時半の陽水に気づかない。最近鳴ってる?

3日目(14日)
3日目は、今回もありがたくスペースを頂く事ができたのでサークル参加。夏は2年ぶりですよ。例によって売り子を頼んでいるYと合流してから向かうのだが、いつもなら大井町で合流するところ、今回は大崎で。京浜東北の方が都合が良いのだが、無理やり連れ出しているので、譲歩できる所は譲歩しなければ。
というか、大崎駅を利用する機会が少ないので考えもしなかったのだが、りんかい線は大崎から始発が沢山出ているので、寧ろ合流するには都合が良いのだった。なぜ今まで気づかなかった!
りんかい線を利用する人なら、大崎合流マジおすすめ。

8時頃国際展示場駅到着。駅からの道すがら、今日は結構蒸すな‥‥。時間帯的なものか、それとも今日は結構暑いのか。
8時10分には館内に入り、まずはYが朝食が欲しいというので入り口のファミマへ。ファミマもこの時間帯からじょじょに臨戦態勢を始めるようで、店外でのアイス販売を丁度始めたところだった。カルピスのアイス?大人気らしいですね。今日は、後々アイスが欲しくなる日ではあったが、今から食ってるわけにもいかない。
自スペに到着すると、既に他のサークルも多数到着してとっくに設営を終えているんだから驚きである。自分のスペースの設営を終えて、後はスタッフさんが来るのを待って見本誌の提出やら手続きを済ませるだけなのだが、今日は来るのが遅い。いつもなら8時半くらいは1回目の巡回が来ているものだ。既に一度来ているのかと思えばそうでもないらしい。ま、今日は買い物のスタートに焦りは無いので、朝食でも取りながらノンキに待つだけだが。
その間、お隣さんに挨拶をしたり訪問を受けたり差し入れを頂いたりしていると、9時を周ってからやっとスタッフさんの巡回がやってくる。どうやら、普段ならコミケ新刊のみのチェックをしている所、今回はコミケ外発行の既刊などもチェックをしているという。これも例によって都条例対策だろう。イベントごとに基準という物があるからね。それもアピールに書いてあったっけ?既刊はあってもR-18な本が無いうちでは、新刊のみで終わったが。

受付が終わって、まもなく9時半。館内封鎖の前に、スペースをYに任せノコノコ買い物に出る。今回の配置、自分のチェックリストからいくと、結構都合がいいんだよね。「スカポン堂」「ぺたぺだだん。」「さくらぢま」など、スペースの周辺に居るのでスペースで待っていても良い具合なのだが、数少ない本命クラスが別館だったりと、なかなか全部が上手くはいかないものである。
今日はおそらく「まどか屋」が初動で圧倒的に人を引き付けそうだが、開場前列には行かず、今回は館内壁に配置されている「Rengaworks」へ。この感じ‥‥コミ1以来だな!(エー
開場前列ってのは、ある意味統制されているが、シャッター前以外のサークルに対しては内側でどのように処理されているものだろうか、と思っていたのだが、どうやら基本的には野放しらしい。例によっての「ここは通路ですから立ち止まらないでください」で散らされる。恐らく、所によっては自主的に列が形成されるのだろう。その列が収拾つかない所まで行く所などは、稀にある館外に放り出される事になるのかもしれない。
今回の「Rengaworks」は、販売物が大人しいせいか列ができる気配も無いので、丁度「はっちゃけ荘」が近くに配置されているので先にPONPONさんに挨拶に行く。開場前なんで落ち着いて話す余裕もあるというもの。
間もなく、シャッターが開き始める時間になると、さすがにジワジワと各所で列が形成され始める。が、「Rengbaworks」は余裕。自分で3、4番目くらい。「制限なし。ちゃっちゃと買って、ちゃっちゃと次に行ってください」って煉瓦さん、身も蓋も無い(苦笑)。ちなみに開場時間後、10時15分くらいに前を通りかかったが既に販売は終了していた。

10時、開場。
あっという間に「Rengaworks」での買い物が終了したので、ちゃっちゃと次へ。倉嶋氏のラフに興味があったので「きなこの山」に並ぶ。この時点では一般入場列もまったく入りきっていないので、確かにアドバンテージは存在している。「まどか屋」の行列が平行して並んでいるが、ああコレは久々にスゴイ行列を見た気がした。2日目辺りの状況がわからないので他のサークルさんでどうかは解らないが。
この辺から一般入場の勢いが増して来るので、モリモリと後続が伸びていくが、勢いよく外に出てきた組に向けて、既に形成されている列から「走らないでくださーい」の大合唱。そういうスタッフさんからの対応とはいえ(音頭を取っているのはスタッフさんだし)、既に並んでいるのはサークル組とかだからなぁ、そんなの言われてもちょっとイラッとするんじゃないだろうか(苦笑
「きなこの山」の後、館内に入って東3を消化してから一度東456に戻ろうと考えたのだが、この時点では大通りは一般入場のために交通規制されているので、細かく見る事はかなわず、先に東456に戻る事にする。東456でも、ピンポイントに当たるべきは「まるねこ」等PCゲーム地帯で「舞子海岸迄五分」「堕天使の坑」などを見て、次は近場の「Nuromancer.」「スカポン堂」を辿り外周に出て、東4側からローラー作戦‥‥といつもなら行くのだが、東4から対面になる東1も結構見たいサークルさんが居るので、寧ろそっちに周った方が都合が良い。これで先に東4→東123→東5と周ると、ほどほどに買い物ができた所で、自スペに辿り着くので良い具合だ。
これで、だいたい11時半くらいに自スペに戻る事になる。いやー、結構汗だく。外周に近いし、と思ったものの、シャッター前の側では無いので風通しもよくないし。「きなこの山」で一度外に出て感じたが、今日は空気から暑い感じだ。
荷物を置いて、『べびプリ』地帯を回り、また一息ついてから東6へ。既に完売組みも出てきているが、これで予定通り12時半には戻ってこられる。ちなみに西はオールカット。しゃーない。

後は自スペでのんびりと。『べびプリ』ジャンルとしては、OVA効果で結構内側的には盛り上がっていると思っているのだが、外側的にはどんなもんなのかなーと思う。今回は『まどかマギカ』みたいな大きな弾の、一回目のコミケって事情もあるからなぁ。参加者の方とは色々話せて楽しいのだけど。

15時を周ったくらいに、ぶらりの残っている壁を見て終了。特にコレといった事もなし。お疲れ様でした。。


総括
震災とか、電力問題とか、いろいろなご時勢を経てのコミケとなりましたが、それを感じさせない、いつもと変わらない現地のパワーというのはスゴイもんだ、と改めて思いました。

そんな状況でも“ある”、いつもとの違いとして、今回は特に都条例に関する影響を感じました。
サークル参加案内にも、目立つ黄色のプリントで緊急アピールが届いていたのもありますが、サークル参加者自身の年齢チェックだけでなく、準備会側のチェックも範囲を広げてチェックをしていたりと、色々と変化に戸惑いはあったかも。
そういうところでも、参加者の協力なんだと思います。